イライラしないママになれる本~子育てがラクになるアドラーの教え~

 

・愛情不足?と悩まないで。子育てには「技術・技法」が必要。

  

・「理想の子育て」「理想のママ像」「理想の子ども像」に縛られると、結果として毎日「イライラ」「ガミガミ」してしまいがち

・子育ては車の運手にたとえると、子どもが生まれただけでは、まだ「無免許運転」の状態。「愛情」というガソリンを満タンに積んでも「運転技術」を知らなければ無駄にガソリンを使い果たしてしまうだけ。

 

・イライラは子どもが引き起こしているのではなく、自分自身が生みだしている?

アドラーの心理学では「ほめる」という行為は「叱る」と同じ作用がある

・ほめる人とほめられる人には上下関係が存在する(子どもから、家事をしてえらいと言われたら違和感)

 

・子どもとよい関係を構築するのに必要なのは「共感」「尊敬」「信頼」

・・「共感」子どもの話に口を挟まず、黙って聞く

・・「尊敬」相手を対等に大切に扱う気持ち(目上を敬う態度ではない)1人に人格を持った人物として尊重する気持ちをもって接する態度→子どもは未熟だからと聞かないのではなく、かけがえのない存在として、大切に扱う

 

・その子の過去と比較する(他の子との比較ではない)

 

・ママに目指してほしいのは子どもをリードする人生の先輩ではなく、ともに喜び、見守ってくれる親友

 

・なんで?という問いかけは子どもの「勇気」をくじく

・・人の行動には”わけ”がある。”わけ”には原因と目的の2つがある。「なんで~したの?」は原因を探る質問。原因の問いかけは責任を問われているような気持ちになる。

・・「なんのために~したの?」と聞き、目的からアプローチすると子どもの「やる気」などのプラスの面がみえてくる。

→「なんでこんなことするの?」ではなく、「本当は何をしたかったのかな?」と聞く。そして、「どうしたらうまく行くかな?」ときく。

 

・兄弟げんかは見て見ぬふり

・・すべての行動には目的があり、親にかまってほしい

・・人には「注目された行動の頻度が増える」習性がある

・・喧嘩が始まったら、部屋から退散。相手にしない。(いやな顔をして退散するのではなく、ニコニコしてでていく)

 

・「イライラ」は子どもを動かすためにママが生み出した感情。ママが生み出したママの感情だから、沈める努力をするのもママの課題