ほめるときの3つのポイント
「自分でできる子に育つほめ方叱り方 モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る」(著:島村華子)
ほめ方
プロセスを中心にほめる
①×おざなりほめ「すごいね」「上手」→具体性に欠け、中身のない表面的なほめ方
②×人中心ほめ「優しいね」「頭がいいね」→性格、能力など表面的な特徴を中心
③〇プロセスほめ「最後までやりきったね」→努力、家庭、試行錯誤した手順を中心にほめる
ほめるときの3つのポイント
1.成果よりも、プロセス(努力・姿勢・やり方)をほめる
<方法>
能力や性格ではなく、取り組んでいる過程での挑戦した姿勢、やり方を工夫した点などに言及し、はげましてあげること
<結果>
柔軟にいろいろな方法を試すことで成功できるかもしれないと頑張れるようになる。
<例>
×100点とれたなんて本当に頭がいいね
〇100点をとれるまで努力してきたんだね
〇いろいろなやり方を試して答えを導き出せたね
2.もっと具体的にほめる
<方法>
「すごいね」と言われても具体的な理由なしには自分の優れているところ、まだ努力が必要なところがわかりにくい。
<結果>
具体的なフィードバックをもらった場合のほうが、次のパフォーマンスに向けてモチベーションがあがる
<例>上司から言われたら、、、
×いいね!
〇細かいところまで注意を払った様子がうかがえる資料でとてもわかりやすかったよ
3.もっと質問する
<方法>
会話のキャッチボールができるような自由回答形式の質問をする
<結果>
感情をわかちあうことで自分の居場所があるという感覚が産まれ、幸せな気持ちになる
<例>
×今日はどんな日だった?→わからないなどと答える。それはたくさんあるできごとのなかから情報を整理しきれないから。
〇今日、お友達と一緒にいて、一番楽しかったことは?