志望校を絞るときに入試問題傾向を見てみる
「入試問題はラブレター💌です」と表現されていることもしばしば。(今回紹介する本でも同じ表現あり)入試問題は、その学校がどんな生徒に入学してほしいかを物語る、、、とよく言われる。
偏差値で志望校を絞るのは6年生の秋ぐらいとか。でも偏差値で絞った中から受験校を選ぶのは消去法的で気がのらない。せっかくなら偏差値抜きで志望校を選び、その学校に受かるように受験勉強を進めたい。
建学の精神、6年間の教育の力点、通いやすさは当然だけど、入試問題との相性も大事。具体的には6年生で見極めればいいとは思うし、4,5年生のときは相性以前に習得すべきことばかり。
でも、気になる。だから見てみた。といっても、まだひやかし気分でみてみるだけなので、専門家がまとめてくれているのを読んでみただけ。
読んだ本はこれ。とてもわかりやすかった。13校を取り上げているけれど、他の学校についてもまとめて出版してほしい。
傾向が紹介されている学校は 13校。
<男子校>
・武蔵高等学校中学校
・海城中学高等学校
・芝中学校・高等学校
・ラ・サール高等学校・中学校
<女子校>
・吉祥女子中学・高等学校
・白百合学園中学高等学校
<共学校>
・渋谷教育学園幕張中学・高等学校
書いてある内容の一例
<白百合学園の算数>
・「今あることの中でできることをやる」姿勢をみられる入試
・「開放を知らないから解けない」ではなく、「今あることの中で、今できることをやる」姿勢を見ている
・直球で知識を問うのではなく、自分の知っている解法を組み合わせて正答に近づけようとする努力を評価し、途中式にも部分点を付加
・四則計算ができれば、高度な計算力は不要
・論理的思考力を問う問題も出題実績あり
<鴎友学園女子>
・事前知識不要。時事問題で問う生徒の思考力
・ヒントがたくさん詰まった問題文を読み、あたかも出題者と対話をしているかのような気持ちで自分の考えを表現することが求められている
・4教科共に50分の制限時間であり長め
*オールイングリッシュと多読ですすめる英語教育に定評がある学校